1) バランゴンバナナを被災者へ提供しました。
ATJは、震災直後の3月中旬、救援物資として被災地でも手軽に食べられるバランゴンバナナ100ケースを提供しました。50ケースは、大宮中央青果市場に運搬と追熟加工にご協力をいただき、パルシステム連合のトラックであいコープみやぎへ、同数を筑豊青果に選別のご協力をいただき、グリーンコープ連合を通じてあいコープみやぎ、ホームレス支援全国ネットワーク仙台拠点に届けました。
また、(有)神田商会(バランゴンバナナ事業初期に仕分け事業を依頼)による福島県いわき市避難所への炊き出し活動へもバナナ30kgを提供しました。
2) バランゴン生産者が無償バナナを提供
4月初旬、オルター・トレード社(ATC)がバランゴン生産者に対して震災被災者への支援を呼びかけたところ、ネグロス東州ドマゲティ、ミンダナオ島ツピの生産者98家族が無償バナナの提供を申し出てくれました。
第1便バナナは5月18日からあいコープみやぎを通じて被災者へ提供される予定です。第2便も5月14日に東京に入港予定です。
【生産者から被災者へのメッセージ】
3月11日の地震と津波で被災された皆さんにバランゴンバナナをお届けします。被災者の皆さんの厳しい状況をテレビで見てむねが痛みました。私たちにできることは、丹精こめて育てたバナナをお届けすることです。
私たちは日本の消費者の皆さんにバランゴンバナナを買っていただくおかげで貧困から立ち上がってこれました。暮らしも少しずつよくなってきています。日本の皆さんへの恩返しとして、今厳しい状況に置かれている被災地の皆さんに、仲間98人が、10本、30本、50本と持ち寄って、合わせて3トンほどのバナナをお届けします。私たちのささやかな気持ちをお受け取りください。
3) フランス、パレスチナでも支援の輪が広がる。
ゲランドの塩職人組合直営の販売会社「サリーヌ・ド・ゲランド社」より1,500ユーロ(176,085円)もの義捐金を頂きました。
パレスチナでは、パレスチナ農業復興委員会(PARC)、パレスチナ農業開発センター(UAWC)の支援を受けるオリーブ生産者が、自分たちが作ったオリーブオイルを現地で販売、売上げを被災者に送る活動を始めています。